サポカー補助金は2019年12月13日に閣議決定されて補正予算案に盛り込まれましたが65歳以上の高齢者が車を購入して補助金をもらえることはメリットです。
しかしサポカー補助金はメリットだけではなくデメリットも存在します。そのデメリットとは何があるのでしょうか?
この記事はサポカー補助金のデメリットを知りたい人向けの記事です。
目次
サポカー補助金のデメリットとは何があるでしょうか?
サポカー補助金を使って車を購入する前にデメリットも理解しておきましょう。
補助金より車両代金の方が高額
まず最初に考えられるのが新車を購入するための代金が必要です。これは補助金を受ける金額よりも遥かに高額です。
サポカー補助金は最大でも10万円ですが新車であれば数百万単位です。サポカー補助金があるからと言って新車を購入して1年以内の人が買い替えするのは確実に損です。
補助金10万円をもらっても新車購入1年目は最も下取り価格や買取価格が下がります。
中古車の買取でいくら高価買取をしてもらっても購入1年未満であれば損をします。
こんな人はあまりいないと思いますが理由がない限りデメリットです。理由というのは数年以内に新車を購入していて自動ブレーキや踏み間違い装置がなく買い替えたい人であればデメリットにはなりません。
今乗っている車に安全装置がついていない人が買い替えるのであればデメリットではありません。
サポカー補助金を受けた車を1年以内に名義変更
他にもデメリットはあります。今回サポカー補助金で新車を購入して登録日から1年以内に購入者が亡くなったり他の車に買い替えたりして名義変更をすれば返納しなければなりません。
これは登録日から1年以内に車検証上の使用名義人が変更されたら補助金を返納しなければならないというルールがあるからです。
補助金を返納すれば確実にデメリットですよね。ただし事故で車が廃車になった場合は除きます。
事故で廃車になれば車検証上は登録が’抹消されるため返納の必要はなくなります。
ただ気を付けたいのは事故で廃車になるはずの車が廃車されずに修理されて名義変更されてしまう場合は補助金の返納が生じます。
これは事故で廃車になる予定の車が修理すれば転売可能になる場合、保険会社などが廃車ではなく転売になる場合に名義変更されるからです。
車検証は登録の抹消ではなく名義変更された場合は補助金の返納が必要になります。そうなればデメリットと言えます。
サポカー補助金は車種/グレードにより違う
他にも補助金を受けられるつもりで購入した車が補助金対象外だったり、補助金10万円をもらえるつもりで購入した車が6万円しかもらえないサポカーだったりという場合もあります。
通常は新車の営業マンはちゃんと説明して補助金がいくらもらえるのか案内しますが中にはサポカー補助金のことをよく理解せず、値切られるので安いグレードを勧める人もいます。
そうすればサポカーSではなくサポカーの車両になる可能性もあります。
サポカーであれば10万円ではなく6万円が上限額です。そうなればデメリットです。
新車を買い替える場合はちゃんと確認して購入しましょう。
サポカー補助金の内訳は?いくらもらえるの?
サポカー補助金と言っても実際に購入する車で補助金の金額は違います。
デメリットにならないように自分でどのような車にいくら補助金が設定されているのかを確認しておく必要があります。
サポカーには種類がある? | ||
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サポカー | 衝突被害軽減ブレーキ付き | なし |
サポカーS | 衝突被害軽減ブレーキ付き | ペダル踏み間違い急発進抑制装置付き |
サポカー補助金がもらえる内訳 | ||
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サポカーの種類 | サポカーS | サポカー |
新車登録車(65歳以上) | 10万円 | 6万円 |
新車軽自動車(65歳以上) | 7万円 | 3万円 |
中古車(65歳以上) | 4万円 | 2万円 |
このようにサポカー補助金と言っても車によって補助金の金額には違いがあります。
サポカー補助金のメリットや金額が違う理由など他に気になる方は下記にリンク貼っていますのでどうぞ
まとめ
サポカー補助金は単純に車を買ってお金がもらえます。しかしメリットばかりではありません。
新車を購入する場合にメリットばかりに目が言ってしまいデメリットを忘れてしまい冷静さを失わないようにしましょう。
サポカー補助金で安全装置がついた車を購入して安全運転に貢献することは大事です。
しかしその前に今一度デメリットの部分も確認して冷静な判断で高い買い物をしましょう。